レンタルサーバーを借りる時に、知っておくとよいのがディレクトリ構成です。
各サーバーによってディレクトリ構成は違います。サイト運営では、ディレクトリ構成が管理のしやすさにつながります。
理想的なのは、それぞれのサイトがpublic_html(公開フォルダ)を持つ構成です。
個人的にはXserverのディレクトリ構成が管理しやすいと感じました。
この記事では、レンタルサーバーのディレクトリ構成について説明します。
Xserver
📁ルート ├📁siteA.com │└📁public_html ├📁siteB.com │└📁public_html └📁siteC.com └📁public_html
Xserverの場合は、ルートディレクトリの下にサイトがぶら下がります。それぞれのドメインがpublic_html(公開フォルダ)を持つ構成になっています。
それぞれのドメインがpublic_htmlを持つというは、サイト運営者にとって理解しやすく、扱いやすいです。
WordPressのディレクトリ構成
📁public_html ├📁wp-admin ├📁wp-content │├📁languages │├📁plugins │├📁themes ││├📁cocoon-child-master ││└📁cocoon-master │├📁upgrade │└📁uploads ├📁wp-includes ├.htaccess ├index.php ├wp-config.php └...
WordPressのディレクトリ構成は上のようになっています。エックスサーバーの場合はpublic_htmlの直下に構成されます。(他社サーバーではドメイン直下にWordPressディレクトリが構成されます。)
ConoHa WING
📁ルート └📁public_html ├📁siteA.com ├📁siteB.com └📁siteC.com
ConoHa WINGの場合は、ルートディレクトリの下にpublic_html(公開フォルダ)があります。その中にドメインそれぞれが内包される構成になっています。
ConoHa WINGパックを契約すると無料ドメインを2つもらえますが、それらのドメインもpublic_htmlの直下に単体で設置されます。構成が整然としていて理解しやすいです。
mixhost
📁ルート └📁public_html ├📁siteA.com ├📁siteB.com └📁siteC.com
mixhostの場合は、ルートディレクトリの下にpublic_html(公開フォルダ)があります。その中にドメインそれぞれが内包される構成になっています。
WordPressクイックスタートを利用してサイトを作成すると、public_htmlが初期ドメインのドキュメントルートとなる点がややこしいです。つまり、WordPressがpublic_htmlフォルダ内に直接インストールされてしまうわけです。
ロリポップ!
📁ルート ├📁siteA.com ├📁siteB.com └📁siteC.com
ロリポップ!の場合は、public.htmlがありません。ルートディレクトリの直下に、それぞれのドメインがぶら下がっています。
余計な階層がなくドメインごとに構成を把握できるので、ブログサイトを運用・管理しやすいのが好印象です。
ディレクトリ構成はもっともシンプルで理解しやすい構成になっています。
まとめ
- レンタルサーバーによって、ディレクトリ構成は違う。
- Xserverの場合は、それぞれのドメインがpublic_htmlを持つ、期待どおりのディレクトリ構成。
- ConoHa WINGの場合は、ルートディレクトリの下にpublic_html(公開フォルダ)があり、その中にそれぞれのドメインが内包される構成。
- mixhostの場合は、ルートディレクトリの下にpublic_html(公開フォルダ)があり、その中にドメインそれぞれが内包される構成。
- ロリポップ!の場合は、ルートの直下にドメインがぶら下がるシンプルかつ理解しやすいディレクトリ構成。